株式投資:貸株のメリット、デメリットについて
貸株(かしかぶ)とは何でしょうか?
証券会社に自身が所有している株、REITを貸すことです。
証券会社は機関投資家に株を又貸しします。
メリット:
証券会社(機関投資家)から私たちにレンタル料が日割りで支払われる。
(同じ銘柄でも証券会社によってレンタル料が異なる)
デメリット:
①権利確定日に貸していると配当金、株主優待が得られない。
代わりに配当金相当額としてもらえるが、雑所得扱いとなる。
雑所得扱いとなると税金の二重取りをされてしまう。
二重取りを回避するには
確定申告の時に一工夫する
楽天証券であれば「株主優待・予想有配優先コース」として申し込む
(権利確定日だけ貸株を自動的に返却するサービス)
②株価が下落した時に、配当金と違って相殺して税金を抑える事が出来ない。
③継続保有特典銘柄を貸してしまうと、継続期間としてカウントされずに
特典が得られない。
(2年以上継続保持で2000円のお食事券、3年以上なら3000円など長期保持による優遇サービスを受けられなくなる。)
※回避方法としては、株主優待が得られる最低株数は自分で保持しておき、余りを証券会社にレンタルすれば良いです。
④貸している期間に証券会社が倒産すると返ってこない。
⑤NISA口座で保有している株では貸株できない。
ここが1番のネックになるのではないでしょうか?
株のレンタル料よりも基本的にインカムゲイン・キャピタルゲインを無税にしてくれる
NISA口座の方がメリットが大きいです。
つまりNISA枠を超えた年120万円以上の投資をする人が適用を検討となるサービスです。
なお大手の証券会社であればどこでも貸株制度はあります。
私の利用している楽天証券の貸株についてのlinkを下記に貼ります
以下のサイトより上記のまとめ画像は引用しました。